今日は修学旅行の思い出話をします。


修学旅行とは 学校行事において学校から解放される唯一のシナリオ。

僕たちは心のどこかで夜になるのを待っている。
自分たちにもなにかよくわからない期待が、自分たちに
それを引き起こす。
夜になると待っている



回想シーン・・・

 
今回の修学旅行は金額28000円。2泊3日 東京です。
自由行動ではくれぐれも警察のお世話にはならないように。

…補導されたらかっこいい・・・(*゚д゚)
そんなこと考えてる場合ではない。馬鹿なことを狙わないほうがいい。
体育祭で失敗する奴は修学旅行でも外すのが定番だ。

確かに、体育祭で目立つためには悪ぶって練習をサボっておいたほうが本番でのインパクトが強い。
そして、リレーのときには
ゆるく結んだタスキが走ってる最中ひらりと飛ぶのがかっこいい

その際、気をつけるべきことがある。
ゆるく結びすぎて、走ってる最中目隠し状態になるぐらいはよくあることだから問題ない。
しかし、結び方が強かったとしても、風圧で飛ばない気配から手を使って上にあげてはならない!
                      バ レ ル ぞ

人間必死になると恥ずかしい狙いを隠せなくなる

僕は自分の手で外す女子をみたことがある恥 ず か し か っ た 

                                                (/д\)イヤン

Σ (゚゚Д ゚゚ ) アッ こんなとこで浮遊同性行為♂゚ ⌒ `・.。  …ちょっとびっくらこいた。

問題が予測できる場合、無難にそれを回避したほうがいいかもしれません

班をどう決めるかについて、副級長の優香がそうカリスマって発言すると、反対した夢美が叫んだ。
「くじ引きじゃつまらないわ、中学生活最後の思い出でしょ!」
まだ五月のはず・・・ 一瞬クラスの雰囲気が迷ったが、班決めで仕切る女には緻密なシチュエーションが用意されている、要するにそういうことだ。同じ班になったら何度か喧嘩するの。普段は強気なあたしも、二日目の夜にはとうとうこらえきれずに泣いてしまうの。困ったあいつはたどたどしくごめん…と言う。
「あたしそんなことじゃ泣かないから!」と顔を見せずに部屋に戻るの。あいつは夜のあいだあたしのことを想って反省している。でもあたしはあっけらかんとしているので三日目の朝には全てを忘れていたの。ちっぽけなことで悩んでいたことを恥じているあいつを見てわざと「どうしたの?」と言うと Σ(゚д゚*)ハッ 僕は違うよ!? とあいつは反応するはず。そして、別れ際にはそんなかわいい想い出が永久になるように、お土産を渡すの。
「これ、お金が余ったから。。ありも君、班長がんばったから。。はい。」
別に好きだからじゃないよ、と装うことによって好きだということを告げる狙いを理解した僕は「わぁ、ありがとう」とピュアを装って受け取った。そして爽やかに別れを告げた。むりやり班長にさせられたのは嫌がらせじゃないことがわかったので、修学旅行中夢美がうるさく口を出すたびに「中学生活最後の思い出でしょ!」を連発してやったことを思い出すと胸が痛む。
修学旅行はそんな甘酸っぱい青春でいっぱいなのでした。 
・:☆'.・*.・: - fin - '.・*.・:★


 ・・・

      ・・・・・?


        ………(( ´д`)ココハダレ?

 

そうだ!夜に恥ずかしい事件が起きたんだったんだった!

昼間の出来事ははっきりとしているが、僕たちは夜も夢遊病のように活動している。その、もっともっと甘酸っぱい記憶が、闇に消されるはずだった記憶が 消されずに残っている…


(僕はA君と夢美たちの部屋に誘われて遊びにいった。消灯時間30分前には自分たちの部屋に戻らなければ先生に怒られることになっている。でもそれが、そのスリルが余計にそれを引き起こす。夜の監視が厳重なほど、先生たちが怒ろうとすればするほど
いけない気分になる。)

秘められた官能のはみ出す夜… 夜の闇は理性の輝きすら包み込む… 
また、「白夜」とは、もともとは仄かな純白を意味する夜のことであり、また、白い液体をきらめかせる夜のことである。それは原義どおりに僕たちを容赦なく襲う。満月がピエロを暴れさすように、僕たちは白夜のまやかしから逃げ切ることはできない。暴走を抑えきれずぁあ!ぁぁああ!あああんかおかしいZO!それが勝手に盗んだバイクで走り出してる!!なんとか取り締まって下を向くと今度は

野獣のように
怒り狂ってるポケモンヴィーナス

      見つめあい!!

誰にでもそんな経験はあるかと思います。’(汗

説明不可能のファンタシー(それ)はずっとなにかを待ちつづけている。
しかしまだ何も理解できておらず、期待で膨らんだまま、ただ待ちわびているだけである。
犯したいのか犯されたいのかすらまだよくわかっていないそのあやうさから逃げ切ろうとチョコレートを食べてみたら落ち着いた。再び
それが浸入してくる前になんとか部屋に戻ろうとしたけれど磁力に逆らえない。先生が来るというのに離れることができず、彼女たちは「どーしたらこれ解けるの!!」と泣きそうになっていた。部屋のドアが静かに開いた....どうしよ〜先生が来ちゃったよ〜とおしっこ洩らしていたら同じ部屋のヤマハ君達だった。それを察知して来てくれたのだ。ヤマハ君はヤンキーだから、どの部屋でそれが起こっているのかを嗅ぎつける能力においては天才的である。また、その際なにをすべきか、そういう知識もヤンキーだから豊富で、早速それの解き方を教えてくれた。

「 ま ず そ の ツ ラ を ふぉ げ ろ 。」

 
・・・え?

??? なに? なんだと? 含みが! 含蓄が!!

たとへ怖れ慄いても謝ってはならない。

人間強気にならないとならない。そこで…


社会の窓の登場。

 


それだっ(賢い)。
それで相手を威圧するのだな。!


 そう そっと
・ ・ ・  手を添えて・・・ ・
♥   開くんだ(o´∀



  そこに我々は、神の、現し身の姿が!!

       (たとえるならば 不確かな雪…)


       
(*/゜∇\゜*) チラ

                         ε= ε=ε=ε= (*/∇/)キャ→→→ッ

 

( ゚д゚)ポカーン


(
゚д゚) ・・・

 
д゚ ))



・・・・・ 世の中には己に測りきれぬ世界がある。
  時としてそれは道徳観念をひどく戸惑わせ、何が正しいのかをわからなくさせる ・・・・・



          そして夜が開けた


二日目は班別で自由行動だ。
昨夜の経験がまだ体に残ったままで、後頭部から腕やくるぶしの辺まで微妙にしびれている。一日中手のひらが丸まっていた。それは問題ないけど、どうしてもほっぺたが攣っていたから、すれ違う人たちにバレテいたと思う。電車の向かいの座席に、顎は細く、一重の目じりのつりあがった、銀色で薄型のノーパソ持ったサラリーマンが座っていてなんかいやだなぁと怖くなったらいかにも勘が鋭く頭キレそうなその人は瞬間的にそれを察知して、この子は昨夜桃太郎の悟りを開いたんだろうなぁ、とも云わんばかりな次々に沸き起こる観念を隠さない顔つきで何度僕と目が合っても恭しく目をそらしたりせず一点張りにこっちを見据えてきて、やっと下を向いてくれてホッとしたのもつかの間、ノーパン開いてほどけたままの口元で僕をデッサンするかのように何かを打ち込んでいたのが人生で一番辛かった。
でもなんとか危ない状況をいくつも逃れ、今日一日僕のプライドが萎縮していた事を班の女に知られることもなく無事に予定通りいっこく堂めぐりも終えた。
その頃にはしびれはほとんど消えて、自然に歩けるようになって安心していた。しかし僕の次はA君だった。A君は何をするにも無頓着なところがある。A君も多分僕と同じ状況で、今日一日いろいろ怖かったと思う。でも安全を悟ったら調子に乗るのがA君だ。いつも先走った行動をして、それが必ず事件に繋がる。「お土産買うの面倒だからバス乗り場で待ち合わせね」と勝手にどっかに消えていった。既に一人になっても不安じゃなかったんだろう。また、僕よりも立ち直りが早いので、東京で一人になるスリルを楽しめるまでの余裕があったんだろう。でも僕たちのしびれは完全には消えておらず、気付かずうちにハイエナを引き寄せていたのだ。
買い物を済ませてバス乗り場に着くと、A君は陽気なイタリア人に絡まれていた。
アロジャポネー、Oh ガニュメーデスクルポキレイスタマキ着るデスカ?AudioAnalogue音シッテル?キミの声ハきっとAudioAnalogueのプッチーニダヨネ??泣いてミテ!ミノン!リトルジャポネーの声ワタシ確かめたいーのゼッタイ!!わけのわからない質問責めに遭っている。ナンパだということは抑揚から理解できたが、どれほど友好的であってもイタリア語交じりの言葉が本能的に危機感をかき立て、僕たちは泣きそうなA君を見守るので精一杯だった。学年33位(260人中)のA君が、そんなものに負けるはずがないという常識が崩れる音・・・僕は普段の勝気なA君とのギャップが生じたこともあり、目で助けを求める不安げなしぐさがあまりに女々しく思えたので、欲情しかけた。
班の女は既に欲情していて、混乱はさらにひどかった。「助けないと落っこちてしまうの!!」
ジョニーはそれを聞いて反射的にA君に乗っかかった。そして、なだめるように体を擦り付けていた。
偽りのない正義感で行動するジョニーはA君を庇い 慰めることに必死だったのだ。朝の朝礼とは別の顔をしていた。イタリア人は殺気だったジョニー(のピーター)を見て悪気はなかったんだソーリーというような素振りを見せて去っていった。それを見ていた人々は感動で震えていた。そのうちにバスが来た。
ジョニーは観衆に向かって
「みんな、ありがとう!」 
とヒーロー気分だった。

そんなジョニーはサッカー少年である。常に360°人間の位置と動きを読んでいる。恋の上級テクニック
余談になるが童顔のジョニーはよく同類の男の子達と廊下後の教室でお互いに何かを求めあい、いたずら交じりにじゃれ合っていた。しかし、スキンシップによって互いの存在感は確実になっても、どうしてもそれが何なのか、わかりかけてもわからなかったので、ジョニーは乱暴になるばかりだった。色白の美少年は体を赤く染め、涙をこぼした。(というのは妄想である。):もちろんジョニーは日本人で、ヒロシのあだ名だ。彼は青春ぶっているのでそう呼ばれる。を軽く外に曲げ、微妙に小指を立てながら颯爽と歩く。んん?という風に眉毛を少しあげ、教室の人はみな僕を注目しているかのような表情で廊下を歩く。それを真似してからかうとすぐに怒り、顔を赤くして「それは一面的な側面にスギナイんだよね!勝ちたいんダッタラ!!」と言うのだ。それが面白いというのにジョニーはまた怒った。

「そんなことは問題ではない」

ここからが問題だ。

Q:僕たちを待ち構えていたのは停留所で止まらないバス だったのである。


                               
〜 完 〜


止まらないバスは僕たちを再び混乱へと運ぶ。
僕たちはイタリア人なんかに気をとられていたことを後悔する。

果樹園の木々は
爛熟した桃の重量をなんとか支え、満開の桜は儚い夢を叶えようとしている。それは遠くから見てもわかるように、しびれの波長は少なくとも半径2`までは伝達してしまう。特にこの年頃の男女(オトコオンナ)たちの波紋は大きい。周波数に共鳴して引き寄せられた人間は、それを発している対象が視界に入った瞬間にそれと理解する。フェロモンを伴う動作をしているので確実に秘密がバレル。見つかったら最後、シェパードのように電波洩れしたあとをしつこく嗅ぎつけてくるので逃げ切ることはできない。特に、弱り目を見計らって寄ってくるハイエナみたいなのが恐ろしい…何をされるか予測不可能だ、というのも大人の世界は僕たちの想像を遥かに超えているからだ。安息を与え、餌付けしてたっぷりと養ってから最後の晩餐にするのか あるいは隠されたものを抉るように責め立てて極度の羞恥に達するまで辱めるのか…そんあことされたらあああお願いしますおねがいします許してくださいおねがいしますどうかこれは杞憂でありますように!!
不安は、確実に危険を捉える・・・ ゆえに、不安に囚われた頃にはもう遅い。
そんなことはないはず!払拭しようとしてもその言葉が僕の頭にこびり付いて離れない…「誘拐」…その言葉が隣にいるハナコに伝わった、あるいはその逆かもしれない、とにかく、不安因子が共鳴して、僕たちは一層ひどく恐ろしい気配に迫られていた。

  ハナコ:「・・・今気がついたんだけど、このバスさ、休日は俺達が降りたいところでじゃこのバイクは止まらないぜ!!

 

Vシネのような展開に表情が引き締まる。

しかし、犯された少年のようにA君は未だ〜*呆然*〜としたままだ。

「しっかりしろよ!!なんとか爆発前に降りる方法を探さないといけないだろう!!」
不気味に笑う運転手は容赦なくバスを加速させる。
窓をぶち破るにも、固く閉ざされている。完全に密室だ。
それでも降りなければ集合時間に間に合わないのだ!
ヒロシは主人公になって叫んだ!!

 

ジョニー「よし次こそ飛び降りるぞ!!みんな立ち上がれ!!」


しかしバスはなぜか止まった。僕たちは助かったのだ。運転手は僕たちの友情と 人間としての必死さに感銘を受けて、逃がしてくれたのだった。残された良心に乾杯した僕たちはしっかりと料金を払い、集合場所まで颯爽と走った。バスはすぐに消えていったが、僕は何度も後ろを振り返り、手を振った。